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男の生暖かい唾液が私の顔を汚していく。
そしてどこからか小刀を取り出し、私の首に近付けた。
「暴れると怪我だけじゃ済まなくなるから気をつけるんだな」
首に冷たい刃先を押し付けられ、少し食い込むのが感触で分かった。私はこれ以上抵抗出来なくなった…。
私の襟元(えりもと)から刃を入れ、下着ごとシャツを裂かれた。
露(あら)わになった胸元を弄(まさぐ)り、舌を這わせ更に私を汚していく……。
「…やめて……お願い…」
私の言葉も虚しく男はスカートを捲(まく)し上げ愛撫した。
私の中を恐怖だけが支配し、他の感覚は麻痺していた。
男は私の衣服を剥ぎ取り、私と男は交わった。
男の白濁液は私の中に流し込まれた……。
「これで俺とお前は一心同体だ」
私は完全に汚れきった………。
男は部屋から出て行き、残された私は降り続く雨音を聞きながら行灯の灯りが消えていくのを見つめていた。
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