陽一

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明太子スパゲッティーを私はペロッとたいらげた。 「あー美味しかった。」 「ねぇ、美紀。」 「何?」 「もうじき裕ちゃん帰ってくるよ。 もちろん陽ちゃんも一緒に。」 「えー! それを早く言ってよ。」 私は急いで帰る支度をした。 でも時はすでに遅し。 「ただいまー。」 「お邪魔しまーす。」 帰ってきてしまった。 私は有紀を睨むとニヤニヤした顔で私を見た。 有紀にはめられた。 わざと私を長居させて陽ちゃんと会うように仕向けた。 もう最悪だ。
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