585人が本棚に入れています
本棚に追加
有紀の家の隣の駐車場に車が1台停めてあることに私は気づいていなかった。
玄関のインターホンを押した。
「はーい。
どちら様?」
インターホンからは有紀の声がした。
「美紀。」
私はそう答えた。
「鍵空いてる。
入ってきて。」
ドアを開けると男性用の靴が2足並べてあった。
嫌な予感がした。
『げげっ!もしや…。』
と思っていたら陽一が顔を出した。
「やっぱり美紀ちゃんだー。
こんばんは!」
私の予感は的中。
できれば会いたくなかった。
私は陽ちゃんの顔を見てるふりをして違う所を見て挨拶した。
最初のコメントを投稿しよう!