第一話 白い服の霊
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私が行く手を遮っているのか、 しばらく見つめ合った後、 その霊は静かにテラスの手前に移動して来たのです。 やかて姿が薄れ、 背中に冷たい風を感じると 私の寝て居るすぐ脇を 窓から窓へ通って行った のです。
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