夢とパン

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  その日は嵐の夜   一人の男が工房を訪れた   コンコン   『なんだね?』   『すみません・・・・ここに、大病を治せる「パン職人」がいると訊きまして』   一体どこでそんな噂が流れたのか・・・・人の情報は怖い怖い   男は軽くかわして帰らせようとした   カバのような顔をした来訪者の男は、渋々一言だけ放ち帰った   『時代があなたを必要としています・・・・伝説のパン職人さん!』   男は・・・・来訪者を呼び止めた   『待ちなさい』
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