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俺はそう言って、滝の顔を上げさせた。
「……この館から帰ったら…愛理の家族に謝ろう…。そして、何より愛理に償おう…。」
俺はそう言って千佳の顔を見た。
千佳も俺と同じ考えだったようだった。
滝達は泣いていた。
一度は止まったはずの涙がまた流れ始めていた…。
「その為にも…この館から生きて帰ろう…。俺達にはやる事があるんだからな…。」
滝はその言葉を聞くと頷きながら更に涙を流した。
…………俺は仲間を…友達を傷つけた奴は許さない…。悲しませた奴を許さない…。相手がどんな奴でも…俺は絶対に許さない…。
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