館にいるモノ

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「…確かにそうだろう…。こう言ったらなんだが、俺はどっちにしろ同じだと思っているんだ…。」 俺の言葉を聞くと小夏はこっちを見ながら言ってきた。 「…どういう事ですか…?」 「前も言ったが、ここにいる奴は人間じゃない…。いや、生きている者ではないというのは…もうみんな分かっているだろ?」 「そりゃあそうだろう…。あんな事生きてる奴が出来る訳がない…。」 竜介が答えてきた。 「そうだ…。ここでは俺達の常識は通用しない…。1つになろうが2つになろうが関係なくに襲って来るだろう…。」 「だったら1つの方がいいんじゃないんですか?」 「確かに襲われるんなら1つの方がいいだろうな。その方が対処することもできるかもしれない…。」 俺は小夏の問いにそう答えた。
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