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「大丈夫な訳ないだろっ!1人は危険なんだぞ!」
「そうよっ!あんただってそんな酷い目にあったなら分かるでしょっ!?」
竜介と千佳が弘人に強く言い聞かせている。
「竜介先輩と千佳先輩の言う通りです!1人なんて危険すぎますよ!!」
小夏も言っている。
「……………。」
滝は黙って弘人をじっと見つめている。
「……弘人…1人は危険だぞ…?さっきは助かったが今度は命を落とすかもしれない…。」
俺は弘人の目を見ながら静かに言った。
だが弘人は目が揺るがせる事なく言った。
「…危険だという事は確かに分かります。今度は命を落とすかも知れないという事も…。だからこそ、俺はみなさんを危険にさせたくないんです。」
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