始まり

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キーンコーンカーンコーン… (ようやく終わったか…。) 俺は欠伸をしながら思った。   ここは私立光上院学校。進学校という訳でもなく、不良が蔓延る高校として有名……なんて事は全然ない至って普通の学校だ。 今は4時間目の授業が終わったところだ。 つまり昼休み。健全な高校生なら昼休みほど待ち望む時間はないだろう。 無論俺もその1人だ。朝登校してからこの時間を待ちわびていた。 (……と言っても授業なんかずっと寝ていたけどな…) 俺はもう1度大きい欠伸をした。
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