始まり

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俺達7人は昼休みなどはいつも一緒に過ごしている。 かといってさっきの会話でも分かる通り、同じ学年ではない。 俺と竜介と滝、それに千佳は3年。 弘人と愛理は2年。 そして小夏が1年だ。 だが、学年が違っていても大して問題はない。みんな仲が良いので何の問題もないのだ。 みんなが飯を食い終わったところで千佳が俺達に提案してきた。 「今度の夏休みの時みんなで泊まりにいかない?」 そう。あと少しで夏休みだ。 みんなそれぞれに何をしようか簡単に計画しているだろう。 だが俺は違う。計画とかは立ててもどうせ実行できないので計画なんて立てずに適当に過ごそうと思っていたのだ。 だから正直千佳の提案はありがたかった。 みんなも大体俺と同じことを思ったのだろう。みんな快く承諾した。
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