『        』

10/13
前へ
/37ページ
次へ
  鈴の音が止む。 共に旋律もパタリと消えた。     「……そんな…」     走る足の力が一気にぬけ、私はヨロヨロと歩きだす…。   ふと石につまずき、よろめく。なんとかバランスをたて直し、前を見据えた……と同時に   また強い風が吹きぬけた。   私は目をつむる。 そして再び開くと…     「………なん…だ…?」     世界が変わった。 …それくらい美しかった。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加