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突然、目の前の空間が歪んだと思うと、奇妙な音と共に、一人の男が現れた。
「・・・・!」
何だ!?突然なにもない空間に人が現れたのだ。信じられなかった。
「君が山田刑事であるか?」
「貴様、誰だ!」
動揺しながらも、山田は拳銃を構えた。
「おっと、私は味方だよ」
男は胸元から警察手帳を取り出して、山田に見せた。
確かに本物の警察手帳だ。それによると、彼の名前は高橋。所属は・・・
「超能力課だって?」
「その通り。聞いた事ないかな?」
拳銃を下げると、山田は記憶をたどる。確かに聞いた事があった。激化する犯罪に対抗するべく、秘密裏に組織された警察庁の切り札。
「確か・・・エスパー刑事」
「大正解」
男はニヤリと笑うと、
「人呼んで、テレポーテーション高橋」
そう言うと警察手帳を胸元に戻した。
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