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「何者だそいつは!」
「潜入してきた刑事は一人じゃなかったんだ!他にも仲間がいるかもしれんぞ!」
「捕まえて吐かせるんだ!」
犯人グループが部屋に集まってくる。
「くそう!」
拳銃を構えて威嚇しようとする山田。しかし、それを高橋が制した。
「大丈夫だよ山田刑事。準備は完了した」
見ると、高橋は薄っすらと笑みを浮かべていた。
「そいつ、何かするつもりだぞ!」
一人の犯人が感付いた。
「今さら気付いても、もう手遅れだ」
弧を描くように、両手をグルリと回す高橋。
「構わん!そいつらを捕まえるんだ!」
銃弾よけの盾を構えながら、犯人グループが突っ込んできた。
「来ましたよ!」
「分かっておる。私につかまってなさい、山田刑事!」
言われるままに、高橋の肩をつかんだ。
「残念だが、私たちはこのまま退出させて頂こう!」
そう言うと高橋は両手を振り上げた。
「エスパー・テレポーテーション!!」
MPが足りない!
エスパー刑事[完]
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