黒い光

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なんとか 初めてあげた キャッチの客。 彼女はアキラと名乗った。 職業はブランド物の 中古販売。 俺は何を喋っていいのか 分からず 彼女から出る言葉に ただ笑って相づちをうっていた。 それを見た店長の翔さんが 一緒にテーブルについてくれた。 翔さんは顔は お世辞にも カッコいいとはいえないが 話がとても上手い。 俺の代わりにアキラさんを 楽しませてくれた。 何も喋らない俺を 助けてくれ、 俺を巻き込んだトークで 盛り上げてくれた。 まるで客で その場所にいるようだった。
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