白い夜

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その看板があるビルの下で 担当の人に電話をした。 「はい!もしもーし」 よそ行きの声で 電話に出た。 「あの…面接に…」 と喋りだすと 「あー。はいはい。 じゃあ向かいの喫茶店で 待ってて!」 言われるままに 向かいにある 喫茶店に入った。 コーヒーを頼み 暫くすると スーツを着た男が 「ごめん!待たしちゃって!」 と言い 向かいの椅子に座った。 その人は 代表の秀(ひで)さんだった。 オーナーでありNo.1。 この男がのちに 俺にとって 大きな影響を 与える事になるとは この時 思ってもみなかった。
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