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「優子~……。」
俺は背中から抱き着いて耳元にキスをした。
「優子………愛してる……。ずっと一緒にいような?」
「ふふふ……私も春樹を愛してるわよ……。これからもずっと一緒よ?」
微笑みながら振り返る顔が……また愛おしくて唇に熱いキスをした。
その日は少し大人になったような、満たされた充実感、達成感が俺の中で沸き上がっていて、学校に行く足どりも軽い。
「おぃす!春樹!」
「お~颯太!うす!」
「………なんか今日の春樹……いつもと違う感じがする……。顔がすっきりしてるというか、ニヤケてるというか………。」
一瞬ドキッとしたが
「なんで~?いつもと変わらないよ?
あ~もうすぐ夏休みだからかな?」
「そか!夏休みだもんな!部活はおいといて……美紀と~~!今年は楽しむぞ!」
「おぉ!美紀と頑張れ!」
バシッと颯太の頭を叩いて
「走るぞ!陸上部!」
「はぁ…?やっぱ春樹オカシイよ~?」
本当、単純な俺……
浮足立ってじっとできないくらい
優子と結ばれた事がテンションをあげていた。
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