2937人が本棚に入れています
本棚に追加
「ヤッパリ……横田さんとなんかあったわね~。
まぁ 後でゆっくり聞くわ。」
「………う……うん……。」
武人にお茶を渡すと
「ありがとう。……昨日はよかったよ……。」
「え……う…うん。」
最後の言葉を小声で囁くように言われた時、ドキドキと心臓が波打つのがわかった。
愛おしそうに見る武人の笑顔………。
そんな 顔して私を見ないで………
私は武人に会わす顔がないの………。
武人が好きなはずなのに……
春樹ともやってしまった罪悪感が……
武人の顔を見て更に自分を苦しめていた………。
本当に……淫乱女なだけじゃない………。
春樹には私が年上だからなのか……まだ普通に接する事ができるのに………。
両方を器用に天秤にかける事ができる女なら………
こんなに悩まないのかしら………。
.
最初のコメントを投稿しよう!