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そんな中、久保田がまた昼間にもコンビニに訪れる。
「よぅ!」
「今日も暑いよ~。」
やはり、久保田は俺が好きなんだろな………。
昼間も夜も定期的に顔をだすぐらいだ。
自意識過剰じゃなくてなんと言う?
毎回、当たり障りのない会話。
悪いな……久保田にはやっぱり……
恋愛感情は持てないから………。
ただの同級生。
それ以上に思えないからさ………。
「じゃ、バイト頑張ってね。」
「おぅ!じゃあな。」
「春樹に恋する可愛い娘……。
だけどあんたは好きじゃないとみたね………。」
「千穂ねぇ?」
「健気なコ……。春樹も馬鹿じゃないだろ?いい加減に曖昧な態度やめてあげなよ………。
アノコさぁ……春樹がいない時は毎回中に入らず帰るんだからね。」
「え……?そうなんすか?」
またタバコの煙りを俺にわざとむける。
そんな千穂ねぇに……
またドキドキしてしまう馬鹿な俺………。
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