2937人が本棚に入れています
本棚に追加
「また来てるなぁ~春樹の彼女~!」
今日は夕方のバイトで相田さんと一緒。
久保田は相変わらず俺のバイトの日にやってくる。
「彼女じゃないですよ……。やめて下さい……。」
冷やかしはいつもの事だったが………
千穂ねぇの一言で久保田の存在が少しウザったい。
半分ストーカーじゃん……。
「毎日バイト頑張ってるね。」
っか………もうくんなよ。
「あぁ……。」
愛想なく返事をし、態度があからさまに今までと違う俺………。
「じゃ、頑張ってね……。」
「…………。」
思わず下に物を落としたフリして無視をした。
入口の向こうから久保田がこっちを見ているのがわかる…。
あえて、気付かないフリ。
「あ~らら、彼女なんか泣きそうな顔してたよ~~。かわいそ――。」
「………マジすか……?」
あ―――なんかこんな俺が嫌だ……。
久保田が悪い訳じゃないのに………ガキくさっ………。
最初のコメントを投稿しよう!