不安定

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「また来てるなぁ~春樹の彼女~!」 今日は夕方のバイトで相田さんと一緒。 久保田は相変わらず俺のバイトの日にやってくる。 「彼女じゃないですよ……。やめて下さい……。」 冷やかしはいつもの事だったが……… 千穂ねぇの一言で久保田の存在が少しウザったい。 半分ストーカーじゃん……。 「毎日バイト頑張ってるね。」 っか………もうくんなよ。 「あぁ……。」 愛想なく返事をし、態度があからさまに今までと違う俺………。 「じゃ、頑張ってね……。」 「…………。」 思わず下に物を落としたフリして無視をした。 入口の向こうから久保田がこっちを見ているのがわかる…。 あえて、気付かないフリ。 「あ~らら、彼女なんか泣きそうな顔してたよ~~。かわいそ――。」 「………マジすか……?」 あ―――なんかこんな俺が嫌だ……。 久保田が悪い訳じゃないのに………ガキくさっ………。
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