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朝目覚めた時から俺は憂鬱(ユウウツ)だった。
重い身体を無理矢理起こし熱いシャワーでシャキッとさせ、煙草を吹していると扉を叩く音がした。
『轟君、用意出来た??』
叶が迎えに来た様だ。
慌てて服を掴み着替えを済ませる。
今日一日は聞き込みなどする事が山程ある。
食堂に行くと誰の姿も見当たらない。
『他の人達は??』
『もう朝食を済まされ出掛けられましたよ』
もう!?
時計を見るとまだ8時を少し回った所だ。
『調査ついでに色々聞きたかったんだけど、一歩遅かったみたいね』
『あぁ』
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