第3弦月

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 朝目覚めた時から俺は憂鬱(ユウウツ)だった。        重い身体を無理矢理起こし熱いシャワーでシャキッとさせ、煙草を吹していると扉を叩く音がした。       『轟君、用意出来た??』        叶が迎えに来た様だ。         慌てて服を掴み着替えを済ませる。        今日一日は聞き込みなどする事が山程ある。        食堂に行くと誰の姿も見当たらない。       『他の人達は??』   『もう朝食を済まされ出掛けられましたよ』        もう!?        時計を見るとまだ8時を少し回った所だ。       『調査ついでに色々聞きたかったんだけど、一歩遅かったみたいね』   『あぁ』
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