第1弦月

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 俺は轟 渓梧(トドロキ ケイゴ)    今回めでたく特捜課警視から格上げの警視正となった。       ま、当然だけどな。        いつも俺の毎日は事件で溢れている。        全く次から次へと……。        先日、懐かしい顔に会った。        相変わらず忙しい日々を送っていたが、彼女らしい笑顔が満開だった。       それを何だか嬉しく思った事は、調子に乗るから言わないでおいた。        咲良が幸せなら、そう思う様になったのは彼女から言わせると兄貴として定着しているかららしい。        余計な奴も側に居やがったが……。        あの事件から3年の月日が過ぎた。        
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