碧の都

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    そこにあるのは春の香 笑顔と涙 目にしてた 木漏れ日射して 聞こえてくる誰かの声 「遠くなるね」 「変わらないさ」 泣かない約束だった 理想郷への招待 そこには全てがあると 本気で思った 悲壮感 疾走感が 第二章の幕 開ける   明かりが灯らぬ暗い街 言いたい事など言えない 擦れ違うだけの人…人… 気付けば陽は暮れてた   空と一つの誓い交わそう 代わり映えのない日常 変えたい 『大きな事を起こす』 それが心の口癖となった   息も出来ず塞ぎ込み 戒め破った堕天使 やがて近付く者 居なくなって     「こんなはずじゃ…」 繰り返す 虚無の朝 偶然手にした"小さな種" 加速度的に成長した"それ"は 閉ざされた都の壁 優に追い越し更なる高みへ   空と一つの誓い交わした From The sky sunlight たった一度の偶然 荒野には緑の息吹 色とりどりの花咲き 雲間から差し込む光 花たちを照らし 金色に輝いた街     回想から還るとそこには 新しい居場所と碧(あお)の風 だけど空に手翳したら またあの日の仲間に会える いつまでもこの温かな風 吹き止まぬよう 祈りを残して    image=197826212.jpg
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