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今からみたら大したことのないいじめでした。
でも、いじめ…他人から故意に嫌悪感を向けられるのは始めてで私はつらかった。
そこに16歳になったら死ぬという目標(目的?)があったのが悪かったのかもしれない。
その日はテストが近かったから部活はテスト勉強でした。
他の部員がいる教室にいくなくて、さっさと顧問が用意したプリントを済ませて教室からでた。
廊下でぼーとしていたら、涙がでてきて階段に逃げようとした。
うちの学校の階段は踊場があってそこで階段の向きが変わる。⊃←こんな形かな。
その踊場には窓がついている。
廊下からその窓をみた瞬間私の体は私の意志を無視して動いた。
幽体離脱の話に出てくるような、自分の姿を客観的にみているような気分で窓にゆっくり向かう自分の体を見ていた。
いや、飛び降りようとしている自分が私の意志なのが怖くてこう思ったのかもしれない。
その証拠に客観的にみている私は自分の体を止めようとしなかったのだから。
窓枠に足をかけて身を乗り出したとき頭に蜘蛛の巣が引っかかった。
そのほんの少し体が止まっただけで、私は震えて泣いてしまった。
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