再会と出会い

11/12
前へ
/361ページ
次へ
ミサが歌っている時、健二が由衣の隣に座ってきた。 「裏方ばっかやってんじゃねーよ!」 「は?別にいいでしょ!なんか飲みますぅ?注文しましょうか(笑)」 「席替えしよっか?」 「いーよいーよ、ほらミサ歌い終わるよ!戻って。」 「…お前はいつも裏方役なんだな。」 そう言って健二は席に戻った。 由衣はいつもって何よ?と思いながらドリンクの追加電話をした。 こうして合コンも無事終わり、また皆で会う約束をして健二達と別れた。 女3人は、三次会と称してバーへ向かった。 「久々に楽しかったよ由衣!」 恵が興奮気味に話ている。 「で、誠と竜也どっちがいいの?」 「…ん~二人ともいいからなぁ~。」 「あんた誠とキスしてたじゃん。」 ミサが恵に冷たく言った。 「え!?いつの間に!?」 由衣は目を丸くした。 ミサが言うには部屋の外の階段で誠と恵がキスしていたと…。 「酔った勢いでしちゃった。見られてたなんて…。」 「顔に似合わずやる事はやってるのね。」 ミサは恵が嫌いなタイプのようで、嫌味ったらしくさっきから話している。
/361ページ

最初のコメントを投稿しよう!

802人が本棚に入れています
本棚に追加