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ある日職場で久しぶりに恵に会いランチに行く事になった。
「なんか忙しくなったみたいだねぇ~。最近全然会わないし。」
「うん、いきなりだったからバタバタしちゃって…。それに裕司って奴にはこの前…。」
由衣はこの前の裕司の事を恵に話した。
「あれ?由衣、裕司と初めてだっけ?じゃ、あの話知らないっか…。」
そう言って恵が話だした。
「前、神田さんっていう南先生に付いてた子いたでしょ?」
「ぁ、最近見ないねぇ~。」
「あの子去年の南先生のテレビ出演で現場通ってたんだけど局の人に遊ばれたらしくてぇ…。」
「へぇ~。」
「それがさぁ~赤ちゃん出来たらしくて…。」
「え!?」
「その相手は妻子もちで、おろすしかなかったらしく。で、その時彼氏だったのが裕司。結局こんな事なって別れちゃったみたいだけどね。」
「そうだったんだぁ…。」
由衣は、あの時裕司が怒ってた訳が少し分かったような気がした。
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