料理の上手い女

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11月に入りミサから週末に鍋をしようと由衣にメールがきた。 あの合コン以来、健二からはメールもきてない。 「それで健二は来るって?」 「だから、あれ以来健二からはメール来ないから私から言えなくて…。」 「じゃあ鍋に呼ばなくってもいいじゃん。」 「いやぁ、また会いたくて…だから由衣お願い!由衣から何とか言って設定して!」 「また私ぃ?恵に頼もうよ~。」 「うん、アイツに頼んでもいいよ。だからお願いね!宜しく。」 結局由衣は恵に頼んで誠にメールしてもらった。 誠と竜也と毎日のようにメールしてると恵から聞いていたので話が決まるのは早かった。 週末になり、恵と誠達と食材を買ってミサの家に向かった。 ミサはこの間2LDKのマンションに引っ越したばかりだった。男にお金を出してもらったと由衣は聞いていた。 部屋に入って、竜也が広さに驚いている。 「一人でこんなとこ住んでるの?すげーな。」 「そうだよ、今は彼もいないし寂しくてさ。」 嘘つき。。。と由衣と恵は顔を見合わせながら部屋に入った。
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