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そして週末。
健二が3人連れてくると言うので由衣はミサと仕事場で仲のいいアシスタント仲間の恵を連れて行った。
「ねぇ…由衣、私ドキドキしてやばいよ…。」
「何言ってんの?ミサ彼いるんだからいいでしょ。」
「でも健二は別だょ…。すっごい好きだったんだから。私が告った事覚えてるよね?どうしよう…。」
いつものサバサバしたミサじゃなく、しおらしくなっている。
「よっ!こっちこっち!」
健二が手を振って呼んでいる。
私服もかっこいい健二。
友達2人もなかなかのイケメンだった。
「由衣、今日当たりだ!誘ってくれてサンキュ!」
店に入る前に恵が小声で言った。
恵は由衣の3つ上だけど、同期入社だからタメ口で話していた。
見た目は清楚なお嬢様タイプ。
でも見かけと違って、かなりの合コンマニアだった。
店に入り、乾杯した後に自己紹介が始まった…。
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