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後ろで戒君の声がしていた
戒「麗…!!!」
俺を呼ぶ声がしていた…
でも
振り向かなかった
そのまま荷物を持って俺は事務所を飛び出していた
麗「ふっ……葵…ちゃ…っ…」
流鬼が羨ましかった
流鬼になりたかった
流鬼に……
俺はいつの間にか
悲しみに混じった怒りを覚えていた
どうして俺の葵を取るの?
どうして玲汰の所へ素直に行かなかったの?
だったら…
俺が玲汰のとこに行けばいいんだよね
流鬼が悪いんだよ?
俺の大事な葵を取るから…
プルルルルルルルガチャ
玲汰「もしもし?」
麗「玲汰…?俺」
玲汰「どうかしたのか?戒君怒ってたりとか?」
麗「いや…そうじゃないけど……今から玲汰ん家行ってもいいかい?」
玲汰「?別に平気だべ」
麗「じゃあ…行くね」
玲汰「おぅ」
ブツッ…ツーツーツー…
…ごめんね…葵ちゃん
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