迷う道の途中

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裸足で家を飛び出した…大好きなお母さんを置いてきてしまった… 空を見上げると… 星が綺麗だった。 財布も無い私…頼れる人何かいなかった 頼れるのは…自分だけだった小学生の頃 小さい躰で背負った物は小学生の子供には大きかった コンビニの駐車場で座っていると… 大きなトラックが止まった トラックの運転手(嬢ちゃんこんな所で何してるんだ?) 20代ぐらいの男の人だった。 私(家出中なの) トラックの運転手 (マジでかwww) 私(うん) 運転手(危ないぞもぅ12:00過ぎだし) 私(大丈夫…) 本当は大丈夫じゃなかった…でも同情はされたくなかった。 運転手(よし乗りなお腹空いたろ) 私(大丈夫だよ) 運転手(お兄さん悪い人に見えるか?) お兄さんは笑って言った…優しい笑顔 私は…そのお兄さんを信じてみようと思った。 私はトラックに乗った大きな車に乗るのは初めてだったから…不安もあったけどワクワクもあった お兄さん(お嬢ちゃんは何年生だい?) 私(3年生だよ) お兄さん(お母さんとか心配しないのかい?) 私は黙ってしまった…今までの事話したくない… お兄さんは黙ってしまった私を見て (よし!何か食べるか) お兄さんは私を元気付けようとしてくれたんだね ありがとう… 私とお兄さんはマックに行った 車の中で私はオレンジジュースとチーズバーガー食べた お兄さんはコーラとてりやきバーガー食べてた お兄さんは私の名前も聞かなかった 私も何も聞かなかったし、聞かれたくなかった。 お兄さん(何か音楽聞くか) 私(うん) 私は初めて…浜崎あゆみの曲を聞いた…胸凄く響いた事覚えている お兄さん(俺この曲好きなんだ) だと言う横顔… 私は忘れないと小さく心で呟いた… 私(お兄さん…お兄さんには兄弟いる?) お兄さん(いるよ 兄がね…) 私(殴られたりしない?) お兄さん(今はしないよ昔はよく喧嘩したけど) お兄さんは何か感じたように私に聞いて来た… (家嫌いか?家族嫌いか?) お兄さんは優しい言葉で聞いて来た … 私はね人に優しくされた事あんまり無いから…泣いてしまった。
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