第２７作✏

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掴んだはずの雲は消えていた。掬ったはずの水は零れ落ちた。抱き締めた貴方はもぅいない。癒したはずの心は癒されず、通じたはずの気持ちは擦れ違ってた。僕は何か間違えたのか？そこに正解は在ったのか？零した泪を風が運び、振り返る記憶を時が薄めた。