始まりを告げる声

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ある日私は両親にとても怒こられた。 理由は夜遊びが過ぎて朝帰りになってしまったこと。 初めは私が悪いのだから謝ろうと思ってた。 だけど両親の口からは関係の無い歌の話ばかり、なぜ歌をやめたとかそんな事ばかり。 ついに限界に達した私は。 「私が歌わなくなったのは二人のせいじゃない!」 そう言い捨てて家を飛び出した。 頭の中ではわかっていた。 ただ自分を正当化してあの場所から逃げ出したかった。 ただそれだけの理由で、二人を傷つけた。
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