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更に時間は経過し陣痛が始まって二日目の夜を迎えようとしていた。
「もうすぐ先生が来るからね」
さっきから助産師はそればかりを繰り返す。
「先生はどこにいるの?」
「夜勤明けだから…もう来るからね」
もう40時間はこの状態だ。
楓花も付き添っている一哉も限界だった。
「真壁さんどうかな?」
やっと主治医が現れた。
子宮口の開きも3センチから変わらない。
「ママも体力無くなるし赤ちゃんにもストレスになるから帝王切開にしましょうか?」
「先生…早く出して」
「そうね…準備しましょうか」
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