21371人が本棚に入れています
本棚に追加
/395ページ
「あら?お母さんもご存じなかったんですか?」
「はい。お母さんも?」
「私は産まれたと一哉から連絡があって…」
「私は陣痛が始まったと一哉さんから…」
二人は一哉と楓花を交互に見た。
「一哉!!」「楓花!!」
同時に我が子の名前を叫んだ。
もちろん顔は怒りに満ちている。
「ごめんなさい…」
「俺だって知らなかったんだよ…」
楓花と一哉が同時にボソボソと答えた。
「「えっ!?」」
「「………」」
「ま、まぁいいじゃん。一哉!赤ちゃんは?赤ちゃんみたい!」
「あ、あぁ聞いてくるよ」
最初のコメントを投稿しよう!