21368人が本棚に入れています
本棚に追加
/395ページ
「もう!泣かないでよ」
ぐずる笑花をあやしながら楓花は笑花に話しかける。
「オムツは変えたしおっぱい飲んだよね?」
当たり前だが泣くしか返事をしない笑花。
「なんでよ?」
「ただいま」
「おじゃまします」
「おかえり。あっ!原田さん!笑花が泣き止まないの」
笑花が産まれてから原田は朝はマンションまで一哉を迎えに来て、帰りはマンションまで送るようになった。
笑花に会いたいための口実に一哉の送迎の運転手を勝手にしている。
「笑花~どうちた?」
最初のコメントを投稿しよう!