不安

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一哉は楓花の好きなカウンターのお寿司を食べに連れて来た。 「楓花?食べないのか?」 「………」 「ここの寿司好きだろ?」 「笑花…泣いてないかな?」 「原田がいるよ」 「でも…やっぱり帰る」 一哉は立ち上がろうとする楓花の腕を掴み座らせた。 「楓花!一人でがんばるな」 「でも頑張らなきゃ…」 「程々に頑張れ。お前は一人で頑張りすぎだ」 「だって初めての事ばっかりで分かんないんだもん」 「誰だって初めては不安だ」
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