原爺

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「きゃぁー笑花やめてぇ」 笑花がお昼寝中、楓花は家事を済ませようとアチコチ動き回っているとリビングから物音が聞こえて戻ってみるとさっき片付けた部屋がまた元通り足の踏み場がない。 オモチャを引っ張り出し、畳んだ洗濯物を倒しタオルに絡まっている笑花… 「もう!またやり直し…」 「キャッ!キャッ!キャッ!」 「楽しそうね…笑花ちゃん?」 笑花がニコニコ笑っている姿を見たら怒る気も失せてきた。 「まぁいいか!お客さんが来るわけじゃないしね!」 「キャッ!キャッ!キャッ!」 「キャッ!キャッ!キャッ!じゃなくて早くママの話し相手になってくれないかなぁ」
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