幸せ

3/6
21367人が本棚に入れています
本棚に追加
/395ページ
一哉は上着を脱ぎネクタイをゆるめる。 「ん?どうした?」 「別に!」 楓花は一哉がネクタイをゆるめる仕草に色気を感じる。 (やっぱりかっこいいわ!) 「ママ?笑花お腹空いたよぉ」 「はいはい。一哉!早く着替えてきて」 -----*----- 「はい。パパどうぞ」 笑花はグラスを一哉に渡し椅子に登るとビールをグラスに注いだ。 「笑花、ありがと」 「かんぱぁい!」 笑花はジュースを手に持ち一哉のグラスと合わせた。 「飲みすぎないでね」 「ツマミが旨いとすすむよ」 一哉はグラスを楓花に向けた。 よくある日常の風景だが楓花には全てが愛しく幸せな時間だった。
/395ページ

最初のコメントを投稿しよう!