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一哉は上着を脱ぎネクタイをゆるめる。
「ん?どうした?」
「別に!」
楓花は一哉がネクタイをゆるめる仕草に色気を感じる。
(やっぱりかっこいいわ!)
「ママ?笑花お腹空いたよぉ」
「はいはい。一哉!早く着替えてきて」
-----*-----
「はい。パパどうぞ」
笑花はグラスを一哉に渡し椅子に登るとビールをグラスに注いだ。
「笑花、ありがと」
「かんぱぁい!」
笑花はジュースを手に持ち一哉のグラスと合わせた。
「飲みすぎないでね」
「ツマミが旨いとすすむよ」
一哉はグラスを楓花に向けた。
よくある日常の風景だが楓花には全てが愛しく幸せな時間だった。
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