白き世界

15/23
前へ
/137ページ
次へ
『その辺はご想像にお任せします。 ……さてと、もう少し君と話をする事にしようか。』 「私は『君』じゃないわ。私の名前は……。」 私はずっと気になっていた事を言おうとした。 『悪いけど、ココで名は無意味だ。自ら命をたったものに名など必要ない。』 低くて恐ろしい声が頭へ響く。 私はさっきの悍ましい顔を思い出し寒気がした。
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!

93人が本棚に入れています
本棚に追加