如月小春の退屈凌ぎ

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・目の前には、やけに上から目線を常備している黒ぶち眼鏡が機嫌悪そうにこっちを睨んでいた。 「『ハル』、昼食の時間はもうとっくに過ぎていますが?」 黒眼鏡は、更に語気を荒げながらこっちを睨む。 しかしながら今回だけはこの黒眼鏡の言い分が間違いである。 何故なら、まだ日は上がって… 「って、アルェ!?」 不覚にも驚愕した自分を嘲笑いながら事実を知った。 時計の針は既に上がりきっており黒眼鏡もとい、 我が兄『如月 冬馬(きさらぎ とうま)』の言い分が証明されたのだから。
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