22人が本棚に入れています
本棚に追加
城中に入り、一階の受付にて要件を伝え、しばらく近くの椅子に腰掛けた。
『城』へ着くまでの道のりは暗く、ほのかに肌寒かったのだ。
いつもなら既に日が昇り、また青々とした空に準した、退屈で代わり映えの無い一日だったろう。
この異常な現象に対し、恐れるより先におかしく感じた自分。
普通はもう見飽きた。
もっと人の生を、
血湧き肉踊る様に、
歴史にすら類を見ない、
そんな生き方をしたい。
諦めたくても諦めきれない、そんな人生なのか。
最初のコメントを投稿しよう!