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今年も、白い季節がやってきた。
「はぁーっ」てする息が真っ白くなって、頬が真っ赤になるくらい冷たい。
モコモコのマフラーを口元まで巻いて、耳当てとフードをかぶって、手袋はめていつもの帰り道を歩く。
ザックザックと歩を進めるたびに音を奏でる。
空を見上げると、まるで天使の羽が舞い散ってるかのように雪が降り続いている。
光にあたると、ホントに綺麗。
ピカピカな宝石みたいな。
天使の贈り物、そう思ってるのは自分だけなのカモ。
でもそれでもちょっぴり幸せな気分になれるそんな不思議な魔法。
だって気付いたら笑顔になってるから。
道沿いには沢山もの雪だるまがあって、どれも可愛く作ってあるからつい見とれちゃって、ずっとそこにいたりもする。
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