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作ったのは、生チョコ。何回か失敗して、やっと上手く作れた。
大畑くんと学校でお別れした時には、笑顔で見送ったのに、家までお別れ言いに行った時には、涙が止まらなかった。
小学校時代、ずっと片想いしてた大畑くん。
好きだった。
憧れてた。
でも、最後まで好きとは言えずに終わってしまった……。
一途だったな。
だが、中学校三年生の時、私は運命の再会をする(笑)
微妙な時期に、転校生が来た。
担任の山タケの紹介で、教室に転校生が入って来た。
前の日には、転校生の話なんかしてなかったからクラスの誰もが、新しいクラスメイトに驚いた。
私は、入って来た瞬間に懐かしい面影を感じた。
そう。
大畑くんだったのだ…………。
一瞬で気付いた。
入って来るなり、『大畑くん?!』と、立ち上がり叫んでしまったのだ。クラスの誰もが驚いた。小学校が同じ人達は、『大畑って…あの大畑くん?!』とざわざわ。
大畑くんも、直ぐに私を思い出してくれた。
幼かったあの頃の恋心。直ぐにまた、仲良くなった。
こんな漫画のような再会が、胸をときめかせた。でも、大畑くんに再び恋をする事はなかった……。
好きだけど、以前とは違う………。
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