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暫くすると、私と翔先輩が見守る中、気付けば付き合いだしてる2人が居た。。。
男女4人、一組はカップル。
私と翔先輩は微妙な感じ。
だって、4人で一緒に居るのに、その内2人はピンクのオーラでラブラブ何だもん。
私と翔先輩、ぶっちゃけ邪魔なのに。
テルミが勝也と2人きりになるのを恥ずかしがるから仕方なく付き添う。
部活後、テルミと勝也先輩が同じ方向。私と翔先輩が同じ方向。二手に別れて帰宅する。
そんな事が毎日続いたある日、それを見ていたクラスの女子に聞かれた。
『翔先輩と付き合ってるの?』
私は驚いた。
それまで、全く異性として先輩を見ていなかったからだ。
それをきっかけに、翔先輩を異性として意識するようになる。
秋。
夏服から冬服に入れ替わる頃の事。
翔先輩が勝也先輩に「話がある」と自宅に呼んだ。
勝也先輩に誘われ、私も一緒に翔先輩の家に付いて行った。
翔先輩はそわそわと落ち着かない。
紅茶とお菓子が出され、翔先輩がやっと口を開く。
『今日彼女が出来た』
私と勝也先輩は驚いた。部活中はそんな話を一切していなかったからだ。
それもそのはず。
家に帰ってきてから告白されたらしい。
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