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私の事が……?
好き…………?
竜が…………?
『ひでみ?』
………。
……………。
…………………。
どうしたらいいのだろう……。
私は……
嫌いではない。
でも……
『ひでみの事が、好きだよ』
私なんかのどこを好きになったんだろう…私なんかの何がいいのだろう?
「私は……竜の事、嫌いじゃないよ。一緒に居たいとも思うし…。……でも、竜の事を異性と見てなかったんだよね。」
『じゃぁ、今から俺を1人の男と見てよ。今直ぐじゃなくても、俺のことを好きになってもらえるように努力するから!』
「竜………」
『ひでみの彼氏にして下さい』
「………………。」
どうしよう。
嫌いじゃないけど…。
そんな中途半端な気持ちで、人と付き合ってもいいのかなぁ……?
付き合って行くうちに、竜の事を好きになるかなぁ………?
「……私……先月先輩と別れたばっかりって言ったよね?竜とは出逢ってから2週間ちょっとしか経ってないよ?だから、暫くは恋愛したいとは思わないの。でも、そう思っているから、竜の事を男性として見ようとしてなかったのかも…」
『でも俺は…』
「私、竜と付き合ってみる!竜のことは嫌いじゃないし!何より、一緒に居たいし!!」
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