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でも、私は中学生。
働くと言ったら、新聞配達程度。
クラスの子は、援交で稼いでる子もいたけど、私には無理……。
『そんな事で悩んでたの?』
って、竜には呆れられたけど、私からしたら大問題。
悩んだところで解決するわけでもなく……
とにかく竜と一緒にいよう!
美味しい料理や大好きなお菓子を沢山作ろう!!
私が出した結論だった。今の私に出来る、精一杯のお返し。
この頃、平日にも竜の家に泊まることが頻繁になり、お母さんに怒られた。
次の日が学校の日は、竜の家に泊まることを禁止された。
反抗したけど、当たり前のこと。
竜にまで怒られた…。
更にはゆぅかちゃんにも。
だから、早く大人になりたかった。
高校生になれば、アルバイトも出来る。
自分で収入を得られる。中学生の間は、親に言われた通り、泊まりに行くのは休みの日だけにした。
中学卒業を目前にして、ゆぅかちゃんが結婚することになり、竜は一人暮らしをする事に。
"半同棲生活"
栄治に自慢した。栄治には呆れられたけど、憧れる。
当然お母さんは大反対。卒業式まで、学校へは行かなくても大丈夫だし。たまに実家に帰るけど、竜の家に居る時間の方が長かった。
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