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病院に着いた……。
警官が居た。
卓也さんも混乱してる、私も立っているのがやっと。
『ひでみは、座って待ってて……』
私を椅子に座らせ、卓也さん1人で受付に行った。
座った位置からだと見にくい。
ナースに案内されて、警官の方へと向かって行く。
話を聞きたいけど……。
怖くて聞けない………。
足も手も震えが止まらない。
どうか二人が無事で
ありますように……
掌が汗ばんでる。
ナースが私を呼びに来た。
この先の記憶は、曖昧所か、全く覚えていない……。
どうやって卓也さんの家に帰ったのだろう……。
次の日。
私は学校を休んだ。
卓也さんが起こしてくれた。
目が真っ赤だ。
私も、泣きすぎて腫れている。
2人とも食欲なんてなかった。
コーヒーだけ飲んで、化粧もしないまま再び病院へと向かった。
頭が痛い。
お腹が痛い。
胃が痛い。
何もかも調子悪い……。
病院………………
行きたくないなぁ…………
現実を受け入れたくなかった………………
……………………。
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