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ようへぃくん
お兄ちゃんの次に好きになった男の子。
ようへい君。
ぶっちゃけ名前はそれしか覚えていない。
名字も忘れてしまった……。
今となっては顔もうろ覚え……。
あれは、幼稚園の年長さんの時。
ようへいくんは虐められっ子だった。
私にじゃないよ?!
クラスの男の子と女の子に。
パンツを脱がされたり、ボールやブロックをぶつけられたり。背中に毛虫入れられたり。
週に一度のお弁当の日に、お昼前に食べられたり。(ごめんね、それは私も混じってた💦)
とにかく、酷い事をされていたのだ。
される度に、私はようへい君を虐めた相手をぼっこぼこにしていた。
容赦なく、武器は使わず、拳のみで戦っていた。そして先生に私だけが怒られる……。
ようへい君を好きだったから。
ようへい君を虐める奴らがとにかく憎かった。
ようへい君を虐めていいのは私だけ!と、まるでジャイアン。お前のモノは俺のモノ。俺のモノは俺のモノ。そう…。ジャイアニズムである。
でも、クラスの男の子に冷やかされると、恥ずかしさからか『そんなことない!!』と、ようへい君をバシバシ叩いていた。
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