第貳升 闇森

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闇緑の森・西 「ん~二人はやっぱりキツいかな」 苦笑いしながら行人は二つの人影と戦っていた。 「え~と取り敢えずどちらさまで?」 行人は訪ねる 「魅輝」 「魅紅」 二人はそう答えると二手に別れる。 魅輝と呼ばれる少女は日本刀のような刀を携えて魅紅と呼ばれる少女はマシンガンのような銃を二丁構えている。 二人共髪は肩に掛かるぐらいの長さで瞳が魅輝は左が蒼、右が紫で魅紅は左が紫、右が蒼の瞳。 「ちっ」 行人は舌打ちをする。魅輝が行人に猛攻をかけて魅紅がその背後から銃を構えていたからである。 「ごめん」 行人はそう呟くと魅輝を蹴り飛ばし銃弾をギリギリで避ける。 だが魅輝が放つ銃弾は止まることなく行人を追っていく。
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