5324人が本棚に入れています
本棚に追加
あ~耳が痛い。
死ぬほどの説教を受けた俺に、さらに追い討ちをかけたのは反省文。今日中に原稿用紙2枚書け!という罰だった。
反省文なんてあんまりだ。
ちょっとした悪戯なのに。。。それに俺が言ったこと(合成音声)あながち間違いじゃないだろ?
不良だ!何だ言われるが俺はお茶目を貫く少年なはずなのに………
「はぁ~。」
とため息をつき、自分の席に座ると、原稿用紙とにらめっこ。
何も反省することが思いつかん………
ダメだこりゃ。帰るかな?
そんなことを考えていた時だった。
ガラガラガラ
教室の戸が開く音。
そこにいたのはあいつだった。
俺の人生を変えてくれた大切な人。
俺に生きる喜びや、人を愛するということを教えてくれた、とてもとても大切な人。
なあ?あの時偶然会わないままだったら俺はどうなってたのかな?
多分ずっと誰も愛せずに死んでったのかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!