友達

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そこにいたのは池上学園2年A組の佐藤 藍。池上のアイドルと言われ、校内はもちろん、他校の男子にとっても憧れの女の子だった。 ちなみに佐藤 藍の凄さを計り知れるこんなランキングがある。 彼女にしたい子 No.1 一緒にいるだけで癒される子 No.1 家庭的な感じがする子 No.1 見てるだけでムラムラする子 No.1 ボンッキュッボンッ最高!! No.1 ちなみに最後の下二つは俺は意味分からん。 まぁランキングを見ての通り、凄い可愛い子で、クリッと大きな瞳、しかもなんか少し潤んでて、髪は綺麗な茶色のロング。多分地毛なんだろうな。そして、筋の通った鼻、薄い唇、身長はだいたい158cmぐらい。それに、頭もいいし、噂じゃ料理の腕も相当な物らしい。なんつうか、美少女を絵にして描いたような子。 そんな奴が俺の教室、天下の馬鹿組E組に放課後とはいえ、訪れに来たことにかなり俺はビビった。 すると奴は俺が予想だにしない言葉を何故か顔を赤らめながら放って来た。 「あっ、あのぅ~。私のこと覚えてます!?」 なるほど。声もめちゃくちゃ可愛いな。 覚えてる!? そりゃ大和がE組に来て唯一の心残りが、佐藤 藍と違うクラスになってしまったこと。と毎日聞かされている。そうなれば嫌でも顔も名前も覚えちまう。 覚えてる? はて? なぜ向こうはこんな俺を? 女の子には手を出したことなんて、一度もないのに……… えっ!?つか、なんで俺のこと知ってんの!!?? 瞬間口から出た言葉は 「はっ!?」 の一言だった。
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